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問題冊子

応用情報 模試 第1回(mock-01)

全 20 問

注意事項

  1. 指示があるまで開かないこと。
  2. 解答は各設問の選択肢から一つ選ぶこと。
  3. 解答・解説は巻末にある。
問1ap-0004

2進数の 1011 と 1101 のビットごとの排他的論理和(XOR)を求め、10進数で表したものはどれか。

  • ☐A. 6
  • ☐B. 9
  • ☐C. 14
  • ☐D. 15
- 1 -
問2ap-0005

要素数nの配列に対するクイックソートの平均計算量として適切なものはどれか。

  • ☐A. O(n)
  • ☐B. O(n log n)
  • ☐C. O(n^2)
  • ☐D. O(log n)
- 2 -
問3ap-0006

主記憶のアクセス時間が60ナノ秒、キャッシュメモリのアクセス時間が10ナノ秒、キャッシュのヒット率が90%のとき、実効アクセス時間は何ナノ秒か。

  • ☐A. 10
  • ☐B. 15
  • ☐C. 35
  • ☐D. 60
- 3 -
問4ap-0007

稼働率0.9の装置を2台並列(どちらか1台が動作すればシステムは稼働)に構成したときのシステム全体の稼働率はどれか。

  • ☐A. 0.81
  • ☐B. 0.90
  • ☐C. 0.95
  • ☐D. 0.99
- 4 -
問5ap-0008

関係データベースの第3正規形の説明として適切なものはどれか。

  • ☐A. 繰返し項目を排除している
  • ☐B. 部分関数従属を排除している
  • ☐C. 推移的関数従属を排除している
  • ☐D. 多値従属を排除している
- 5 -
問6ap-0009

トランザクションのACID特性のうち「一貫性(Consistency)」の説明として適切なものはどれか。

  • ☐A. トランザクションの処理が全て実行されるか、全く実行されないかのいずれかである
  • ☐B. トランザクション実行前後でデータベースの整合性制約が保たれる
  • ☐C. 同時実行されるトランザクションが互いに影響を与えない
  • ☐D. 完了したトランザクションの結果は障害が発生しても失われない
- 6 -
問7ap-0010

IPアドレス 192.168.10.0/26 のサブネットで、ホストに割り当て可能なアドレスは最大何個か。

  • ☐A. 26
  • ☐B. 62
  • ☐C. 64
  • ☐D. 126
- 7 -
問8ap-0011

TCPとUDPの違いに関する記述のうち、適切なものはどれか。

  • ☐A. UDPはコネクション型で、到達確認と再送制御を行う
  • ☐B. TCPはコネクションレス型で、リアルタイム性が求められる通信に適する
  • ☐C. TCPは3ウェイハンドシェイクで接続を確立し、順序制御と再送制御を行う
  • ☐D. UDPはTCPよりヘッダが大きく、信頼性が高い
- 8 -
問9ap-0012

公開鍵暗号方式を用いてディジタル署名を行う場合、署名の生成に使用する鍵はどれか。

  • ☐A. 送信者の公開鍵
  • ☐B. 送信者の秘密鍵
  • ☐C. 受信者の公開鍵
  • ☐D. 受信者の秘密鍵
- 9 -
問10ap-0013

Webアプリケーションにおいて、利用者の入力値をSQL文に組み込む際に発生しうる攻撃を防ぐ最も有効な対策はどれか。

  • ☐A. 入力値の長さを制限する
  • ☐B. プレースホルダ(バインド機構)を用いてSQL文を組み立てる
  • ☐C. HTTPSで通信を暗号化する
  • ☐D. パスワードをハッシュ化して保存する
- 10 -
問11ap-0014

多要素認証に該当する組合せはどれか。

  • ☐A. パスワードと秘密の質問
  • ☐B. パスワードとICカード
  • ☐C. 指紋認証と虹彩認証
  • ☐D. パスワードとPINコード
- 11 -
問12ap-0015

ブラックボックステストの技法である「限界値分析」の説明として適切なものはどれか。

  • ☐A. プログラムの内部構造に基づき、全ての分岐を通るテストケースを作る
  • ☐B. 有効・無効の同値クラスの境界となる値をテストケースに選ぶ
  • ☐C. 入力値を同値クラスに分け、各クラスから代表値を1つ選ぶ
  • ☐D. 実際の利用者が本番同様の環境で操作して受け入れを判断する
- 12 -
問13ap-0016

アローダイアグラムにおけるクリティカルパスの説明として適切なものはどれか。

  • ☐A. 最も費用がかかる作業経路
  • ☐B. 所要日数が最長となる経路であり、遅延が全体の遅延に直結する経路
  • ☐C. 並行作業が最も多い経路
  • ☐D. 余裕日数(フロート)が最大となる経路
- 13 -
問14ap-0017

ITILにおけるインシデント管理の目的として適切なものはどれか。

  • ☐A. インシデントの根本原因を究明し、再発を防止する
  • ☐B. サービスを可能な限り迅速に復旧し、事業への影響を最小化する
  • ☐C. 変更作業に伴うリスクを評価し、承認手順を管理する
  • ☐D. サービスレベル目標を合意し、達成状況を監視する
- 14 -
問15ap-0018

システム監査人に求められる要件として、最も適切なものはどれか。

  • ☐A. 監査対象部門の業務改善を直接指揮する権限を持つこと
  • ☐B. 監査対象から独立した立場であり、客観的に評価できること
  • ☐C. 監査対象システムの開発担当者であること
  • ☐D. 監査結果に基づき、対象部門の人事評価を行う権限を持つこと
- 15 -
問16ap-0019

PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)において、市場成長率が低く相対的市場シェアが高い事業の分類はどれか。

  • ☐A. 花形(Star)
  • ☐B. 金のなる木(Cash Cow)
  • ☐C. 問題児(Question Mark)
  • ☐D. 負け犬(Dog)
- 16 -
問17ap-0020

固定費が600万円、変動費率が40%のとき、損益分岐点売上高は何万円か。

  • ☐A. 840
  • ☐B. 1000
  • ☐C. 1500
  • ☐D. 2400
- 17 -
問18ap-0021

労働者派遣契約と請負契約に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  • ☐A. 請負契約では、注文者が請負業者の労働者に直接業務指示を行う
  • ☐B. 労働者派遣契約では、派遣先が派遣労働者に直接業務指示を行う
  • ☐C. 請負契約では、請負業者は仕事の完成義務を負わない
  • ☐D. 労働者派遣契約では、派遣元が派遣先の職場で直接指揮命令を行う
- 18 -
問19ap-0022

BPR(Business Process Reengineering)の説明として適切なものはどれか。

  • ☐A. 既存の業務プロセスを前提に、継続的で漸進的な改善を積み重ねる
  • ☐B. 業務プロセスを抜本的に再設計し、コストや品質などを劇的に改善する
  • ☐C. 業務システムを部品化し、サービスとして組み合わせて再利用する
  • ☐D. 業務の一部を外部の専門業者に委託して効率化する
- 19 -
問20ap-0023

IoTシステムにおけるエッジコンピューティングの利点として、最も適切なものはどれか。

  • ☐A. 全てのデータをクラウドに集約することで分析精度を高められる
  • ☐B. デバイス近傍で処理することで、通信遅延と通信量を削減できる
  • ☐C. デバイスの製造コストを大幅に削減できる
  • ☐D. クラウド側のストレージ容量を無制限に拡張できる
- 20 -

解答・解説編

応用情報 模試 第1回(mock-01)

全 20 問

- 21 -
問1正解 A

XORは「異なるビットのとき1」。1011 と 1101 を各桁で比較すると 0110 = 6。 Bの9(1001)はNOR的な誤り、Cの14(1110)はOR(1111=15)との混同、Dの15はORの結果。ANDなら1001=9になる点も押さえる。 ※出典: 自作(頻出論点:ビット演算)

- 22 -
問2正解 B

クイックソートは分割統治で平均 O(n log n)。ただし既にソート済みの配列でピボット選択が偏ると最悪 O(n^2)(=Cは最悪計算量)。 Aは線形探索など、Dは二分探索の計算量。マージソートは最悪でも O(n log n) である点と対比して覚える。 ※出典: 自作(頻出論点:計算量)

- 23 -
問3正解 B

実効アクセス時間 = ヒット率×キャッシュ時間 + (1-ヒット率)×主記憶時間 = 0.9×10 + 0.1×60 = 9 + 6 = 15ナノ秒。 Aはヒット時のみ、Dはミス時のみを見た誤り。Cは単純平均(10と60の中間)の誤り。ヒット率で重み付けするのが要点。 ※出典: 自作(頻出論点:実効アクセス時間)

- 24 -
問4正解 D

並列(冗長)構成は「両方同時に故障する確率」を引く: 1 - (1-0.9)^2 = 1 - 0.01 = 0.99。 Aの0.81は直列構成(両方動いて初めて稼働)0.9×0.9の値で、典型的な取り違え。並列は稼働率が上がり、直列は下がると押さえる。 ※出典: 自作(頻出論点:稼働率計算)

- 25 -
問5正解 C

第3正規形は「非キー属性が主キー以外の非キー属性に従属している(推移的関数従属)」状態を排除する。 Aは第1正規形、Bは第2正規形(複合キーの一部にのみ従属する状態の排除)、Dは第4正規形の説明。段階を順に押さえるのが定石。 ※出典: 自作(頻出論点:正規化)

- 26 -
問6正解 B

Cは Isolation(独立性)、Aは Atomicity(原子性)、Dは Durability(永続性)の説明。 一貫性は「制約違反の状態にしない」こと。4つの頭文字と説明文の対応は毎回のように問われる。 ※出典: 自作(頻出論点:ACID特性)

- 27 -
問7正解 B

/26 はホスト部が32-26=6ビット。2^6 = 64個のうち、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除いて 62個。 Cの64は2つを引き忘れた誤り、Dの126は/25(ホスト部7ビット)の場合。「2^ホストビット - 2」が公式。 ※出典: 自作(頻出論点:サブネット計算)

- 28 -
問8正解 C

TCPはコネクション型で、SYN→SYN/ACK→ACKの3ウェイハンドシェイクにより接続を確立し、順序制御・再送制御・フロー制御を行う。 UDPはコネクションレスでヘッダが小さく(8バイト、TCPは20バイト以上)、動画配信やDNSなど速度優先の通信で使われる。A・B・DはTCPとUDPの説明が入れ替わっている。 ※出典: 自作(頻出論点:TCP/UDP)

- 29 -
問9正解 B

署名は「本人しか作れないこと」が要件なので、送信者の秘密鍵で生成し、受信者は送信者の公開鍵で検証する。 Cの受信者の公開鍵は「暗号化(機密性の確保)」に使う鍵で、署名と暗号化で使う鍵が逆になるのが最頻出の引っかけ。 ※出典: 自作(頻出論点:ディジタル署名)

- 30 -
問10正解 B

SQLインジェクション対策の本命はプレースホルダ(バインド機構)で、値をSQL構文としてではなくデータとして扱わせる。 Aは緩和にしかならず根本対策でない。Cは通信経路の保護でありインジェクションとは無関係。Dは漏えい時の被害軽減策。エスケープ処理は次善策として押さえる。 ※出典: 自作(頻出論点:SQLインジェクション)

- 31 -
問11正解 B

多要素認証は「知識(知っているもの)」「所持(持っているもの)」「生体(本人自身)」のうち異なる2種類以上を組み合わせる。Bは知識+所持で該当。 A・Dはどちらも知識のみ、Cはどちらも生体のみなので「多要素」ではなく「多段階(複数回)認証」にとどまる。 ※出典: 自作(頻出論点:多要素認証)

- 32 -
問12正解 B

限界値分析(境界値分析)は、境界付近に欠陥が集中する経験則から、境界とその前後の値を選ぶ技法。 Cは同値分割、Aはホワイトボックステスト(分岐網羅)、Dは受入テストの説明。同値分割と限界値分析はセットで問われる。 ※出典: 自作(頻出論点:テスト技法)

- 33 -
問13正解 B

クリティカルパスは開始から終了までで所要日数が最長となる経路で、余裕日数がゼロ。ここが遅れるとプロジェクト全体が遅れるため重点管理の対象になる。 Dは真逆(余裕が最大=クリティカルではない)。日程短縮を検討する際も、まずクリティカルパス上の作業を対象にする。 ※出典: 自作(頻出論点:クリティカルパス)

- 34 -
問14正解 B

インシデント管理は「早期復旧」が目的で、暫定対処(ワークアラウンド)でも構わない。 Aは問題管理(根本原因の除去)の目的で、この2つの役割分担が最頻出。Cは変更管理、DはSLM(サービスレベル管理)。 ※出典: 自作(頻出論点:ITILプロセス)

- 35 -
問15正解 B

システム監査人の生命線は「独立性(外観の独立性・精神の独立性)」と「客観性」。自ら開発・運用に関与した対象を監査すると独立性が損なわれる(Cが不適切な理由)。 監査人は助言・勧告は行うが、改善の実施や指揮命令、人事評価は行わない(A・Dが誤り)。 ※出典: 自作(頻出論点:システム監査の独立性)

- 36 -
問16正解 B

PPMは市場成長率(縦軸)×相対的市場シェア(横軸)の4象限。成長率低×シェア高は「金のなる木」で、投資を抑えつつ資金を creating し他事業へ回す位置づけ。 Aは成長率高×シェア高、Cは成長率高×シェア低、Dは成長率低×シェア低。軸の組合せで機械的に判別できる。 ※出典: 自作(頻出論点:PPM)

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問17正解 B

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 - 変動費率) = 600 ÷ (1 - 0.4) = 600 ÷ 0.6 = 1000万円。 (1 - 変動費率)は限界利益率。Dの2400は固定費÷変動費率の誤り、Aは固定費×1.4の誤り。公式を確実に覚える。 ※出典: 自作(頻出論点:損益分岐点)

- 38 -
問18正解 B

派遣は「指揮命令が派遣先」にあるのが定義。請負は仕事の完成を目的とし、指揮命令権は請負業者側にある(Aは偽装請負にあたる典型的な違法状態)。 Cは逆で、請負業者は完成義務・契約不適合責任を負う。派遣・請負・準委任の3つの違い(指揮命令・完成義務)は頻出。 ※出典: 自作(頻出論点:派遣と請負)

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問19正解 B

BPRは既存プロセスを白紙から見直す「抜本的・劇的」な改革。Aは改善(カイゼン/継続的改善)の説明で、BPRとの対比が問われる。 CはSOA(サービス指向アーキテクチャ)、DはBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)。用語の取り違えに注意。 ※出典: 自作(頻出論点:BPR)

- 40 -
問20正解 B

エッジコンピューティングは、データの発生源に近い場所で処理することで、リアルタイム性の確保(低遅延)とネットワーク負荷・通信量の削減を実現する。 Aは従来のクラウド集中型の考え方でエッジの利点ではない。C・Dはエッジ導入で直接得られる効果ではなく、むしろエッジ側に処理装置が必要になる。 ※出典: 自作(頻出論点:エッジコンピューティング)

- 41 -

応用情報 模試 第1回(mock-01) ― 了

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